隠国の 泊瀬の川ゆ 流れ来る 竹の い組竹節竹 本辺をば 琴に作り 末辺をば 笛に作り 吹き鳴す 御諸が上に 登り立ち 我が見せば つのさはふ 磐余の池の 水下ふ 魚も 上に出て歎く やすみしし 我が大君の 帯ばせる 細紋の御帯の 結び垂れ 誰やし人も 上に出て歎く
(春日山田皇女による、安閑天皇に捧げられた挽歌)
アーティスト名の一部に、安閑天皇の諱すなわち「勾(まがり)」を使用している者として、上の皇后による和歌を当ウェブサイトの閲覧者の皆さま方に伝えることは、最低限の義務のように感じます。
または、もしかしたら過去世の1人が安閑天皇かも知れない私自身の、「ハイヤーセルフ(高次の自己)」への表敬、と言い換えても良いかも知れません。
九州の佐賀には、その安閑天皇ないしは蔵王権現を祀る「琴路(きんろ)神社」があります。⛩️
今世の私は、趣味でヴァイオリンをやっていますが、この楽器は提琴(ていきん)とも呼ばれ、琴の変種のような物です。🎻
さて、冒頭の和歌には「魚(さかな)」というキーワードがあります。🐟
春日山田皇女は、当時の都ではあたかも昭和の宝塚歌劇団の伝説の男役スターであった春日野八千代みたいな、男性的で聡明な女性であり、それゆえに都人の女性ファンが沢山いたようなお妃さまだったようですから、自ら詠んだ和歌に二重の意味すなわち暗号を仕込むこともよくあったと考えられます。
「魚(さかな)」と言えば、安閑天皇の父親の継体天皇は、古代に「坂中井(さかない)」と言われた福井県坂井市が出身地です。
そして、坂井市は大阪府堺(さかい)市と発音が同じです。
これは、私の個人的な考えなのですが、佐賀の「サガ」や大阪の「サカ」と東大阪の日下(クサカ)や、埼玉の春日部(カスカベ・・・春日山田皇女の御名代部(春日山田皇女を奉際する部の民)が現在の春日部市周辺に居住していたという言い伝えがあります)、京都の嵯峨野(サガノ)や奈良の曽我川(ソガガワ)や蘇我(ソガ)氏という地名や名称は、古代ペルシャの「サカイ族」あるいは古代インドの「シャカ族」と何か関連性がありそうな感じがします。
過去に、テレビ東京で「勇者ヨシヒコ」(ヨシヒコは私の本名!)の深夜ドラマにもなった国民的ゲームの「ドラゴンクエスト5」の主人公についても、紫色のターバンを巻いたり空飛ぶ絨毯に乗ったりして何となく古代ペルシャ風であり、そして大阪の羽曳野にある安閑天皇陵からは、美しい「ペルシアン・カットグラス」が出土しています。
「真清探當證(ますみたんとうしょう)」という資料によれば、安閑天皇と春日山田皇女(山田赤見皇女)は、2人とも幼少期にそれぞれ岐阜県本巣市の山奥にある「淡墨桜」や「菊花石」で有名な根尾谷、ないしは古代に尾張という地名であった愛知県一宮市の「真清田神社」や赤見という地名あたりに住んでいたらしく、これもまた何となく「ドラクエ5」の主人公と幼馴染のビアンカさんとのストーリーと似通っています。⛩️
私は「ドラクエ5」の公式ガイドブック(ゲームの攻略本)を読んだこともありましたが、確か終生まで愛知県を仕事場とされた漫画家の故・鳥山明氏によるビアンカさんのイラストの描かれたキャラクター紹介文に、「ナゾの少女」と書かれていたのを覚えています。
本当に、春日山田皇女(山田赤見皇女)については古代の皇族ゆえに情報が少なく、私にとっても未だに「ナゾの女性」のままです。
そう言えば、「ドラクエ5」のリメイク版においては、結婚相手を選ぶ場面でビアンカさんとフローラさんに加えてもう1人デボラさんがいましたが、主人公の顔を「小魚」に喩えていたセリフが、やはり先述した「魚」のキーワードとシンクロニシティ的につながっており、非常に意味深で面白かったです。🐟
確か、イエス・キリストもまた「魚」に喩えられていたような・・・
以上の考察は、私の単なる「古代妄想(統合失調症の患者に特有の誇大妄想?)」なのかも知れませんが、堺市にあるミステリアスな仁徳天皇陵や、大阪市にある聖徳太子によって造られた大きな四天王寺のことなども考えると、とても興味深いものがあります。
現在でも、リメイクされて人気を博しているロールプレイングゲームの「ロマンシング サ・ガ」のように、古代の日本史には妄想族の1人である私もまた惹かれるような、面白い歴史ロマンがありますね!
ほとんど遊びの与太話のような内容になってしまいましたが、、、「事実はゲームよりも奇なり」という言葉で、この長い History の文章を締めくくりたいと思います。
(Last Updated:2025.4.20)

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