アルメニアの魚

今日は、アルメニアという国のセヴァン湖で獲れた、ホワイトフィッシュの白身魚の缶詰を、生まれて初めて食べました。🐟

外国産の魚の缶詰ということで、食べる前は本当に大丈夫かな・・・と不安に思っていたのですが、勇気をもって食べてみると、意外にも日本の魚の缶詰よりも・・・というか心の底から感動するくらい、とても美味しかったので、ビックリしました!🥹

さて、私がなぜ今日という日に、一生無縁と思っていたアルメニアという国の魚を食べる、というまたとない機会に恵まれたのだろうか、、、と少し考えてみました。🤔

ネットで調べてみると、何とアルメニアは世界最古のキリスト教国で、あの聖書の「ノアの方舟」が漂着したと言われるアララト山が、トルコとの国境に見えるところなのだそうです。

アルメニアには、その「ノアの方舟」の、リアルなカケラがあるのだとか。

神秘! ロンギヌスの槍とノアの方舟はアルメニアに実在した!?(集英社オンライン)

個人的には、アルメニアの「ホルヴィラップ修道院」のところにあった穴に、聖グレゴリウスが幽閉された話が、とりわけ興味深かったです。

以下、上のリンク先の記事にある、聖グレゴリウスの伝説からの引用です。

「伝説では、ある女性が密かにこの穴に毎朝パンを投げ入れたおかげで、聖グレゴリウスは生き延びることができたとか。その後、彼を幽閉していた当時のアルメニア統治者トゥルダト3世が重い病気にかかり、「彼を穴から出せば病気が治る」という夢のお告げにより穴から出したところ病気が完治した。この出来事がきっかけでキリスト教が受容され、301年にアルメニアが世界で初めてキリスト教を国教としたという。この教会は、世界最古のキリスト教国家誕生のきっかけとなった貴重な場所なのだ」

この教会とは、先述した「ホルヴィラップ修道院」のことですが、トルコとの国境近くにあり、標高5137mのアララト山が望める絶景スポットなのだそうです。

ホルヴィラップ修道院(欧羅巴の旅)

「聖グレゴリウス」とは、あのグレゴリオ聖歌にちなむ「グレゴリウス1世」のことかな、と思ったのですが、、、よく調べてみたら、アルメニア教会における「啓蒙者グレゴリウス」という、もう少し前の3世紀の時代の違う聖人でした。。😅

当時のアルメニアの、旧国教はゾロアスター教でしたが、301年にキリスト教を新国教にしたそうです。

そう言えば、私の故郷にある星田妙見宮の「星降り祭」では、古代の創建時と同じように火を使っていますが、あの京都の阿含の星祭りと同じく、ゾロアスター教にそのルーツがありそうです。

「七夕祭」というのもありますが、漢数字の「七(なな)」とは、古代メソポタミアの都市国家ウルク(現在のイラク)で祀られていた「イナンナ女神」という龍の女王の名前と、奇しくも発音がよく似ています。

そして、そのイナンナ女神の系譜として、以下の Wikipedia から拝借した画像の「アナーヒター女神」が挙げられます。

もしかしたら、交野の星田妙見宮や機物神社で祀られている「天棚機比売(あまのたなばたひめ)」とは、古代のササン朝ペルシアで崇拝されていた、この2頭の白馬の馬車に乗ってランプを掲げている、何とも勇ましい感じがする「アナーヒター女神」なのかも知れませんね!

龍神さまが宿る磐座(イワクラ)のままでは、なかなかイメージが沸いて来ないのですが、、、こうして具体的に可視化されると、何だか深い感動を覚えます・・・!🥺


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