
新天地を目指して
本ウェブサイト「大石勾のまがり道」では、障がい者アーティストである私自身によって創作された絵画作品と音楽作品について、主に紹介しています。
坂が多いことで有名な神戸の郊外にある、ニュータウンの駅前から歩いて30分の所に自宅があるという、車を運転できない痩せ身の「マルファン症候群」である私は、現在アーティストとしては制約条件のハードルがきわめて高い不便な場所で仕事をしております。
日常生活における買い物や、神経内科の病院への通院、そしてアートの仕事などの用事の一部は、健常者である高齢の70代の両親に依頼することが、とくに1年のうち夏期や冬期には多いです。
人間は、周囲の環境からたいへん影響を受けやすい生き物です。画家も音楽家も、たいていの車を持たない健常者のアーティストでさえ、交通の便の高い駅前または都心部に住んで活動をしています。
それなので、私は色々な意味でマイナスからのスタートとなりますが、より障がい者アーティストとしてのアート活動がしやすい新天地を目指して、このウェブサイトからブログなどで自身の普段の日常生活についてや、自らの芸術作品についてなどの詳らかな情報を、これからも発信してまいります。
小さくても善いものを
本ウェブサイトの目的は、現実世界をより美しく調和した平安な世界にするために、小さくても善いものを「共同創造」するために貢献することです。
長く生きていると分かってきますが、絵画にしても音楽にしても、古今東西の他者や作者が生きている時代状況からの影響をまったく受けていない芸術作品というのは、有り得ません。
つまり、芸術作品というものはそれが直接的なコラボレーションの作品でなくても、もともと「公共財」としての性格を持っています。
この真理から、オリジナルの作品であっても「共同創造」という言葉を、ここでは使用したいと思います。
私の絵画作品については、本ウェブサイトのブログにおいて My Best Selection (傑作選)として選んだ自信作を、時たま閲覧者の皆さまに簡単な解説文を添えて紹介してまいります。
画家というのは、一般的には個展をたまに開いて活動を広げていくイメージがありますが、私は今のところ上記に挙げたアーティストとしてはひじょうに過酷に思える住環境と年齢による身体的な制約から、それがほとんどできません。
したがって、大阪の「さくらインターネット」さんからサーバーをレンタルして WordPress を使わせて頂いていることにより存在できている本ウェブサイトや、私が所属してお世話になっている東京の「パラリンアート」さんのホームページを通じて、これからも私の絵画作品を公開し続けてまいります。
また、私の音楽作品については、これも「小さくても善いものを」をコンセプトにしまして、まずは Chamber Music(室内楽)で演奏されることを目標にしていこうと考えております。
絵画と音楽の結び
絵画と音楽という、芸術の2つの分野にかねてから関心を持ち続けていた私は、現在もメインの本業は「画家」で、サブの副業が「作曲家」という肩書を持ち、それを維持しています。
本ウェブサイトの「勾の楽譜」という固定ページにおいては、オリジナルの絵画作品の下に自作曲を添えるという、画家と作曲家を兼業している私にしかできないであろうユニークな試みをしています。
以下に、そのサンプルを掲載します。

こころのアート
絵画も音楽も、ともに非言語領域の「こころのアート」です。
言葉にできない思いや言葉にならない領域を、情緒・風情・霊感といったような魂にまで届く食物(Soul Food)を、アーティストとしての私は鑑賞者の皆さまに提供する役割がある、と感じています。
古代日本の、聖徳太子や秦河勝の世界平和への願いを、私もまた継承いたします。
これからも益々精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年7月5日
大石 勾
(Last Updated:2025.7.5)
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